半年に一回の断食が免疫機能の修復に効果的

投稿日: カテゴリー 【純炭社長のつぶやき】

こんにちは。

純炭社長@糖質制限80日目の樋口です。

昨日、M子から「こんな記事がありますよ」と紹介されたのは、
「2日~4日の断食で、老化やダメージを受けた免疫細胞が破壊され、
新しい免疫機能が再生される」という記事です。

細胞.jpg人間の体の中では毎日5000個のがん細胞が生まれますが、
免疫機能が正常に働いていれば全部のがん細胞を処理してくれます。

老化などで免疫機能の衰えるとがん細胞を処理しきれなくなるため、
がんの発症が増えてくるのだと思います。

さて、免疫機能の再生に必要な断食期間が2~4日で良いというのは納得できます。
なぜならばエネルギー源であるブドウ糖とグリコーゲンが枯渇して、
たんぱく質からブドウ糖を合成する糖新生が盛んになる時期だから。

老化やダメージを受けた細胞を破壊するということは、
細胞を作っているたんぱく質を分解して、
新しいたんぱく質合成に利用したり、糖新生に利用するという事です。

ここで体内へのたんぱく質の出入りを説明しましょう。
(オートファジー研究で有名な東大水島研究室ウェブサイトの図を改変させていただきました)
オートファジー.jpg
人間の体内では毎日180~200グラムのたんぱく質が作られています。

ところが、食事から摂取するたんぱく質は意外に少なく1日に70グラム程度。
しかも、毎日70グラムのたんぱく質が尿や便から出て行ってしまうのです。

これでは収支が合いません。

体内で新しく作られるたんぱく質の材料は
自分の細胞のたんぱく質を分解して補っているのです。

これをオートファジーと呼び、神経などの壊れては困る細胞を除いては、
身体のいたるところでアトランダムに起こっていると考えられています。

さて、このように常に自分の細胞を食べてアミノ酸を補っている状況で断食をしたらどうなるでしょう?

体内のブドウ糖はあっという間に使い切り、
肝臓に蓄えてあったグリコーゲンを分解してブドウ糖を合成します。

しかし、グリコーゲンも2日ほどで使い切ってしまい
たんぱく質に白羽の矢が当ります。

毎日180グラムのたんぱく質を分解してアミノ酸を作っているのに加えて、
ブドウ糖まで作らないとならないので更に細胞を壊さなくてはなりません。

この時に老化したりダメージを受けた免疫細胞が壊されやすくなり、
且つ、断食期間中は新しい免疫細胞が作られなくなるのかも知れませんね。

断食が4日を過ぎると、たんぱく質からの糖新生は下火になり、
脂肪を分解してケトン体を作るようになります。

ですから2~4日で断食を中止して
減ってしまった免疫細胞を再生することが効果的なのでしょう。

半年に1回2~4日間の断食を繰り返すことで
免疫機能が再生され、アンチエイジングのみならず自己免疫疾患にも
良い効果が表れるのではないか?と書かれています。

断食、すばらしいですね。
私が水だけで1週間断食した時のブログも読んでいただければ幸いです。
「ファスティング(絶食・断食)と健康|初日」

しかし・・・・・

私のように糖質制限を継続していて
ブドウ糖→たんぱく質からの糖新生→ケトン体にスイッチが切りかわってしまっていると
2~4日間断食をしたところで脂肪燃焼が増えるだけで
免疫機能の再生スイッチは入らないのでは?

1週間程度、糖質を再開してから断食した方が良いのかな~???

純炭社長

投稿者: 純炭社長

純炭粉末の(株)ダステック代表取締役社長。中外製薬で腎性貧血治療薬エリスロポエチン(ESA製剤)の創薬に携わった後に、ESA製剤が不必要になる世の中(すなわち腎臓病が無くなる世の中)を目指して47歳で起業しました。元金沢医科大学腎臓内科非常勤講師。ケトジェニックダイエットシニアアドバイザー・AGE研究協会認定講師でもあります。「出す」健康法で健康寿命を延ばすのが夢! 最近は「腎臓にやさしい純炭社長食堂」のシェフとしてサラメシも提供しています(笑)。

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